2023年2月21日、タイガー魔法瓶から新しいコーヒーメーカーが発売されました。
コーヒーメーカー戦国時代状態の今、新たに登場した、タイガーのSiphonysta(サイフォニスタ) ADS-A020は、どの様なコーヒーメーカーなのでしょうか?
コーヒーメーカーは、テレビのアメトーク!『家電芸人』でも良く取り上げられる家電製品です。
こだわりのコーヒーメーカーとして、テレビのアメトーク!『家電芸人』でも良く取り上げられる BALMUDA The Brewと、何がどう違うのか?比べてみました。
•タイガーのコーヒーメーカー『Siphonysta(サイフォニスタ)』とバルミューダ『BALMUDA The Brew』の商品特徴
•タイガーのコーヒーメーカー『Siphonysta(サイフォニスタ)』とバルミューダ『BALMUDA The Brew』の商品の違い
タイガーのSiphonysta(サイフォニスタ) ADS-A020の概要
コーヒーメーカーは様々なメーカーからこだわりの機種が発売されていますが、タイガー魔法瓶から発売されたのは、サイフォン式のコーヒーメーカーです。
見た目のデザインが、通常のコーヒーメーカーと異なります。ものすごくシンプルで一見コーヒーメーカーには見えません。
上下の透明カプセルから、サイフォン式といわれると、やや納得はできますが・・・
通常のドリップタイプのコーヒーメーカーとはどの様に違うのでしょうか?
Siphonysta(サイフォニスタ) ADS-A020のコーヒーの淹れ方
上下の2つの透明カプセルは、下がコーヒーを作る所で、上がコーヒーが出来上がる所です。
通常のサイフォンは、コーヒーが下に出来上がるので、逆ですね・・・
メーカーの公式ホームページにコーヒーの淹れ方の手順が有りました。
サイフォンはコーヒーを淹れるのを目で楽しむところがありますが、このSiphonysta(サイフォニスタ) ADS-A020は忠実に再現されている感があります。
コーヒーの出来上がりは、レバーを動かしてコーヒーカップに注ぐ様になっています。
開発担当者曰く、最後は儀式のようなものなので、あえて手動式にしたとの事です。
BALMUDA The Brew K06A-BKの概要
『BALMUDA The Brew』は、ミル機能を搭載しないドリップタイプのコーヒーメーカーです。独自の抽出方法「Clear Brewing Method」が特長。
ドリッパーを経由せず、サーバーに直接つながる注湯口をつかった「バイパス注湯」と、従来のコーヒーメーカーにはないレベルの緻密な温度制御や正確なドリップを組み合わせた抽出方法です。
本体カラーはブラックで、どの角度から見ても美しいデザインです。
オープンドリップ式なので、コーヒーを淹れる過程も楽しめます。コーヒーにとって香りも重要。淹れたての豊かな香りが楽しめます。
バルミューダ『BALMUDA The Brew』のコーヒーの淹れ方
使い方はシンプルで簡単。お好みのコーヒー豆を用意すれば、3ステップでいつでも簡単に淹れたてのコーヒーがいただけます。
- ドリッパーにフィルターとコーヒー粉をセットし、タンクに水を入れて準備する
- REGULAR・STRONG・ICEDの3種の抽出モードから、杯数と共に選び、スタートボタンを押す
- 抽出が完了したら、できあがり
オープンドリップ方式なので、熱湯が少しずつ注がれ、豆がふくらむ様子を見ることができ、香りだけでなく、目でも楽しめます。
Siphonysta(サイフォニスタ)と BALMUDA The Brew のスペック比較
タイガー魔法瓶 Siphonysta(サイフォニスタ) |
BALMUDA The Brew | |
品番 | ADS-A020 | K06A-BK |
色 | オニキスブラック<KO> | ブラック |
市場価格 (2023年9月中) |
約43,000円~74,000円 | 約45,000円~60,000円 |
定格電圧 | 100V | 100V |
定格周波数 | 50-60Hz | 50-60Hz |
定格消費電力 | 1225W | 1450W |
サイズ(約)(mm) 幅×奥行×高さ |
313 × 239 × 366 | 140 × 297 × 379(取っ手含む) |
質量 (約) | 5kg | 約3.4kg |
コードの長さ(約) | 1.4m | 1m |
サーバー素材 | ー | ステンレス(真空二重構造)、PP |
抽出方式 | サイフォン式 | オープンドリップ式 |
モード | Light/Medium/Strong × Acidic/Mediun/Bitter の、9通り |
REGULAR、STRONG、ICED、Cleaning |
抽出実容量 | 0.29L | 1杯・2杯・3杯 REGULAR・STRONG: 約120㎖・約240㎖・約360㎖ ICED: 約75㎖・約150㎖・約225㎖ |
抽出時間 | 約2分30秒~ 5分 | 約4〜7分 ※モードや気温によって異なります |
生産国 | 中国 | 中国 |
スペック面の各項目で比較してみます。
定格消費電力
定格消費電力:BALMUDA The Brewは1450Wとコンセント1つ分まるまる必要な定格消費電力となっています。もっとも、サイフォニスタも1225Wと大きな定格消費電力です。
サイズ
サイズ:高さは似た様な感じでサイフォニスタ366mmとBALMUDA The Brew 379mmの約10mm違いですが、幅はサイフォニスタが313mmと BALMUDA The Brew 140mmの倍以上の幅です。サイフォニスタはシンプルなデザインであるものの設置スペースは少し大きく必要です。
質量
質量:サイズの分重たく、サイフォニスタは5kgで、BALMUDA The Brew よりも約1.6kg重たくなっています。
サーバー
サーバー:BALMUDA The Brew には、真空二重構造のステンレスサーバーが付属していますが、サイフォニスタは、上シリンダーにコーヒーが抽出される構造の為、サーバーという形では付属していません。
抽出方式
抽出方式:サイフォニスタはサイフォン式、BALMUDA The Brew はオープンドリップ式と、それぞれのコーヒーの淹れ方で明確に分かれるポイントです。
モード
モード:サイフォニスタの場合、攪拌や時間のコントロールにより・・・、
Light/Medium/Strong × Acidic/Mediun/Bitter の3×3=9通りのモードから選ぶ事ができます。
BALMUDA The Brewは、注湯間隔のコントロールなどで REGULAR/STRONG/ICEDの3つのモードが選べます。
抽出容量
抽出容量:サイフォニスタが0.29L。BALMUDA The Brewは最大で約360㎖です。
サイフォニスタの取扱説明書では、シリンダーは抽出後冷めて(約10分)から取り外す事となっているので、連続抽出は推奨されていません。量を求める場合は注意が必要です。
抽出時間
抽出時間:サイフォニスタはサイフォン式でありながら約2分30秒~ 5分と、BALMUDA The Brewの約4〜7分よりも早く淹れる事ができます。
まとめ
タイガー魔法瓶・バルミューダともに、それぞれ独自の科学的コーヒメソッドに沿った、こだわりのコーヒーメーカーです。
抽出方式が大きく異なり淹れる過程も楽しめる2機種、コーヒーを飲むだけでなく淹れる時間も楽しめます。
製品の市場価格はサイフォニスタの方がBALMUDA The Brewよりも高めのお店が多いようですが・・・
手間のかかるサイフォン式コーヒーを手軽に楽しめる事と、ペーパーフィルターのランニングコストがかからない事でバランスが取れるのかもしれません。
美味しいコーヒーが楽しめる独特なコーヒーメーカー。今年の年末は、『アメトーク!家電芸人』で取り上げて比べられるでしょうか?その点も楽しみです。
本記事が、魅力的なコーヒーメーカー選びのお役に立てば幸いです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。