2023年5月23日ダイソンから、新しいロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nav」が発売になりました。
ロボット掃除機といえば、『ルンバ』や『ロボロック』が有名ですが、これらとは何がどのように違うのでしょうか?
家電芸人でも紹介のあった、『Roborock S7 MaxV Ultra』や『Roomba Combo j7+』とスペックや機能を比較して違いを比べてみました。
ロボット掃除機検討のお役に立てば幸いです。
- 「Dyson 360 Vis Nav」「Roomba Combo j7+」「Roborock S7 MaxV Ultra」の商品概要
- 「Dyson 360 Vis Nav」「Roomba Combo j7+」「Roborock S7 MaxV Ultra」のスペックの違い
- 「Dyson 360 Vis Nav」「Roomba Combo j7+」「Roborock S7 MaxV Ultra」の機能の違い
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Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraの商品概要
まず初めに3つのロボット掃除機の概要を確認しておきましょう。
Dyson 360 Vis Navの概要
ダイソンのロボット掃除機は「Dyson 360 Vis Nav」で3代目になります。初代は2015年10月発売の「Dyson 360 eye」、2台目は2019年3月発売の「Dyson 360 Heurist」です。
3代目の「Dyson 360 Vis Nav」は本体前に配置したブラシバーの幅を大きくとった事で、特徴的なD型シェイプの形をしています。
吸引方式はダイソンなのでサイクロン方式で、スティック掃除並みの吸引力を実現したとされています。
Roomba Combo j7+の概要
「Roomba Combo j7+」は2022年11月に発売された、iRobott社ルンバの最新モデルです。
特徴は、ルンバの自動吸引掃除だけではなく、モップ拭きもできる機能を備えて床を判断して拭き掃除が出来る事です。
吸引性能も前モデルの10倍にアップしています。
Roborock S7 MaxV Ultraの概要
「Roborock S7 MaxV Ultra」は、2022年 8月11日に発売されたRoborockの最新最上級モデルで、2022年12月の『アメトーク!家電芸人』でも紹介された、至れり尽くせりのロボット掃除機です。
特徴は、自動吸引掃除と自動拭き掃除だけでなく、自動モップ洗浄まで行ってくれる点です。『アメトーク!家電芸人』では、ゲストの吉高由里子さんが『まるで人じゃん!』とうなったほどのロボット掃除機です。
Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraのスペックを比較
まずは、見た目とスペックを比較してみましょう。
Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraのスペック比較表
メーカー | ダイソン | iRobot | Roborock |
機種名 | Dyson 360 Vis Nav | Roomba Combo j7+ | S7 MaxV Ultra |
型番 | RB03 BN | c755860 | S7MU52-04 |
発売 | 2023年5月23日発売 | 2022年11月発売 | 2022年 8月11日 |
画像 | |||
市場価格(税込) 2023年5月時点 |
189,200円 | 159,800円 | 約152,000円~218,000円 |
本体カラー | ブルー/ニッケル | ブラック系 | ブラック |
電源方式 | 充電式リチウムバッテリー | 充電式リチウムイオン電池 | 充電式リチウムバッテリー |
電源 | 入力:AC100V 50/59Hz | 入力:AC100V 50/59Hz | 入力:AC100V 50/60Hz |
本体サイズ | 幅33cm×奥行き 34.5cm×高さ9.7cm |
本体:直径33.9cm×高 さ8.7cm |
本体:直径35.3cm×高 さ9.65cm |
クリーンベース: 幅31cm×奥行き40cm× 高さ34cm |
3Way全自動ドッグ: 幅42.2cm×奥行き 50.4cm×高さ42cm |
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本体重量 | 4.5kg | 本体:3.4kg | 本体:約4.7kg |
ゴミ収集ドッグ:非公開 | ゴミ収集ドッグ:8.5kg |
見た目
ゴミ収集ドッグの有無
見た目で一目瞭然なのは、ダイソンはゴミ収集ドッグ無し、ルンバとロボロックはゴミ集ドック付きという事です。
ルンバとロボロックにも、ゴミ集ドッグ無しモデルはありますが、価格面で「Dyson 360 Vis Nav」に近いのはゴミ集ドッグ付きモデルとなるので、当記事ではゴミ集ドッグ付きモデルと比較しています。
本体形状
ダイソンは『D型シェイプ』、ルンバとロボロックは『円形』です。
サイズと重さ
本体サイズ
本体サイズは、ダイソン『幅33cm×奥行き34.5cm×高さ9.7cm』、ルンバ『直径33.9cm×高さ8.7cm』、ロボロック『直径35.3cm×高さ9.65cm』で、3機種とも近い大きさです。
高さはルンバが9cmを切っており、ソファー下などにも入りやすい1cm程薄型になっています。
家具下の自動掃除も必要な場合は、本体厚みも要チェックですね!
本体質量
本体質量は、ルンバが最軽量で3.5kgと他の2機種よりも1kg以上軽くなっています。但し、ロボット掃除機は手持ち掃除機では無いので、重量はスティック掃除機ほど気にしなくても良さそうですが・・・別の階で使う場合は、チェックしておくと安心です。
Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraの機能を比較
スペック同様に、表で比較してみました。違いを確認下さい。
Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraの機能比較表
メーカー | ダイソン | iRobot | Roborock |
機種名 | Dyson 360 Vis Nav | Roomba Combo j7+ | S7 MaxV Ultra |
型番 | RB03 BN | c755860 | S7MU52-04 |
物体識別・回避 | ☑ | ☑ | ☑ |
搭載カメラ | 魚眼レンズ360度カメラ | 前面カメラ | 2種類カメラ |
見守り機能 | ー | ー | ☑ |
吸引力 | 数値未公表 | 数値未公表 | 5,100Pa |
リアルタイムマッピ ング&ルート表示 |
☑ | ☑ | ☑ |
自動充電・自動再開 | ☑ | ☑ | ☑ |
メインブラシ | トリプルアクション ブラシバー |
2本のゴム製ブラシ | ラバータイプ |
乗り越え可能な段差 | 2.1cm | 2cm | 2cm |
本体ダストボックス 容量 |
約0.57L | 数値未公表 | 400ml |
自動ゴミ収集ドッグ /収集方法 |
収集ドッグ無し /サイクロン方式 |
紙パック | 紙パック |
水拭き対応 | ー | ☑ | ☑ |
自動モップ リフトアップ |
ー | ☑ | ☑ |
自動モップ洗浄 | ー | ー | ☑ |
自動給水 | ー | ー | ☑ |
音声アシスタント対応 | Googleアシスタント Amazon Alexa |
Googleアシスタント Amazon Alexa |
Googleアシスタント Amazon Alexa |
それぞれの機能について、違いを見てみましょう。
物体識別・回避機能
3機種ともしっかりと、『物体識別・回避機能』が搭載されています。
「Dyson 360 Vis Nav」は、360度の魚眼カメラと26個のセンサーが毎秒20回、障害物を検知して、回避しながらお掃除をしてくれます。
「Roomba Combo j7+」はセンサー機能は開示されていませんが、PrecisionVisionナビゲーション機能でリアルタイムに物体を認識。コードやペットの排せつ物などの障害物を認識して回避しながらお掃除を行ってくれます。
「Roborock S7 MaxV Ultra」は、顔認証技術の原理を活用したストラクチャードライト&カメラと、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラ、2つのカメラで家具や小物などをAIが瞬時に分析、24種32個のセンサーが連携し、カーペットや敷居の有無、すき間の高さ、家具・壁までの距離などを検知、位置や種類を特定してお掃除をしてくれます。
吸引力
「Dyson 360 Vis Nav」は、毎分最大110,000回転のモーターと10個のサイクロンによる100,000Gもの遠心力で、ダイソンのスティック掃除機と同等の吸引性能を実現したとされています。更に、吸引したゴミの量やサイズをピエゾセンサーで検知しゴミの量に応じて自動で吸引力を高める機能も採用されています。
「Roomba Combo j7+」は、2020年発売のルンバ600シリーズの10倍の吸引力を持つモデルとして発売されています。数字や絶対値は不明ですが、吸引力に対する口コミでの不満などは特に見当たりません。
「Roborock S7 MaxV Ultra」は、2021年9月発売の「Roborock S7」の2倍の吸引力の5,100Paの吸引力があるとされています。口コミで見ても吸引力に不満は見られません。
ブラシ
「Dyson 360 Vis Nav」は、「トリプルアクションブラシバー」を搭載し、機体幅いっぱいの、ソフトなナイロンブラシ(フローリングから大きなゴミを取り除く)、カーボンファイバーブラシ(静電気の発生を抑え、床の溝からホコリをかき集める)、硬いナイロンブラシ(カーペットの奥からゴミを掻き取る)の3種のブラシで、ゴミをかき取ってくれます。さらに、壁を検知すると「エッジノズル」が出てきて、壁際のゴミを吸い取ります。
「Roomba Combo j7+」は、壁際のゴミはエッジクリーニングブラシ①がかき出し、2本のゴム製メインブラシ②で掃除機に吸い込みます。メインブラシは毛が絡まないブラシです。
「Roborock S7 MaxV Ultra」も、壁際のゴミはエッジブラシでかき出します。メインブラシはラバータイプのブラシで髪の毛などが絡まりにくい素材となっています。
「Roomba Combo j7+」と「Roborock S7 MaxV Ultra」は、ロボット掃除機として似た様な構成ですが、「Dyson 360 Vis Nav」はスティック掃除機に近いブラシが採用されています。
乗り越え可能な段差
「Dyson 360 Vis Nav」は2.1cm、「Roomba Combo j7+」と「Roborock S7 MaxV Ultra」は2cmと3機種共にほぼ同じです。
ダストBOX容量とゴミ収集方式
「Dyson 360 Vis Nav」はゴミ収集ドッグがありません。本体の収集容量は約0.57Lと大きめです。サイクロン方式でごみパックではありません。ゴミ捨てはワンタッチでできる様になっています。
「Roomba Combo j7+」はゴミ収集ドッグでゴミを回収するタイプで、ごみパックは最大1年間ゴミ捨て不要となっています。(容量不明)
「Roborock S7 MaxV Ultra」もゴミ収集ドッグでゴミを回収するタイプです。本体の取集容量は0.4Lで、ゴミ収集ドッグ容量は2.5Lあります。約60日分のゴミを紙パックに収集可能です。
水拭き対応と自動モップ機能
「Dyson 360 Vis Nav」には、水拭き機能がありません。
「Roomba Combo j7+」は、水拭き機能を装備しており、自動モップは非使用時に本体上面まで持ち上げられる構造になっています。汚れたモップの付け替えは容易ですが、自動モップ洗浄機能はありません。
「Roborock S7 MaxV 」も、水拭き機能を装備しており、自動モップは非使用時に5㎜リフトアップする構造になっています。全自動ドッグでは、モップの洗浄機能や給水機能も備えており、全てロボット掃除機任せでお掃除ができます。
音声アシスタント対応
「Dyson 360 Vis Nav」「Roomba Combo j7+」「Roborock S7 MaxV Ultra」3機種共に、
Googleアシスタント/Amazon Alexaに対応しており、話しかけるだけで掃除を始めてくれます。
まとめ【Dyson 360 Vis Nav/Roomba Combo j7+/ Roborock S7 MaxV Ultraは何が違う】
ダイソン、ルンバ、ロボロックの上級ロボット掃除機3機種を比べてきました。
ダイソンは、スティック掃除機をロボット掃除機化した様なパワフルな吸引力が特徴なので・・・カーペットメインのお家では、ダイソンの掃除機が自動でクリーンナップしてくれるのは魅力的ですね!
一方、ロボロックは吸引力だけでは無く、拭き掃除とモップ清掃まで完全自動化を実現したロボット掃除機なので、フローリングメインのお家にはピッタリなロボット掃除機です。
ルンバも、吸引掃除と共に拭き掃除もできるロボット掃除機です。モップを掃除機天面まで持ち上げるので、フローリングよりもカーペットが多く、毛足の長いカーペットの場合は、こちらの方がモップパッドでカーペットを濡らす心配がなく良いかもしれません。
三社三葉、それぞれ特徴のある製品なので、違いを良く確認して、ご家庭に合ったロボット掃除機選びができると良いですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。