東芝の冷蔵庫VEGETAは『うるおい冷蔵庫』や『速鮮チルドモード』など、東芝独自の機能が魅力の冷蔵庫です。
2023年3月に東芝冷蔵庫のフラッグシップモデル『FZSシリーズ』がモデルチェンジを行います。
2023年モデルは、何がどのように変わったのでしょうか?
違いが分かるように、65cm幅の『GR-V510FZS』を事例に前年の2022年モデル『GR-U510FZS』と比較してみました。
当記事が、冷蔵庫選びのお役に立てば幸いです。
•東芝冷凍冷蔵庫『GR-V510FZS』 の商品特徴
•東芝冷凍冷蔵庫『GR-V510FZS』と前年モデル 『GR-U510FZS』との商品の違い
※本ページはプロモーションが含まれています
東芝冷蔵庫65cm幅『GR-V510FZS』とは?
東芝冷蔵庫は全部で4つの幅(68.5cm、65cm、60cm、47.9cm)があり、65cm幅モデルは容量も461L~507Lまでと種類の多い人気の規格サイズです。
まず初めに、機種記号の見方と『GR-V510FZS』の概要から解説していきます。
東芝冷蔵庫65cm幅は3つのシリーズ
東芝冷蔵庫65cm幅モデルは、機能別に『FZS』・『FZ』・『FK』の3つのシリーズでラインナップされており、外形寸法は全く同じのフレンチドアモデルとなります。
記号の意味は、V:2023年型、U:2022年型、数字は容量を表しています。
最後のアルファベット2文字は、シリーズを表しており、下記のようになります。
- 『FZS』:フラッグシップモデル
- 『FZ』:ハイグレードモデル
- 『FK』:スタンダードモデル
『GR-V510FZS』をあてはめると、2023年型・510Lサイズ・フラッグシップモデルとなりますね。
65cm幅モデルは、上位2モデルである『FZS』・『FZ』シリーズが2023年型にモデルチェンジします。今回は、最上位モデル『FZS』シリーズの紹介をしていきますね。
『GR-V510FZS』の商品特徴
『GR-V510FZS』は、2023年3月に発売予定のフラッグシップモデルの冷蔵庫です。
2022年6月に発売された『GR-U510FZS』からのモデルチェンジとなりますね。
カラーは、「フロストグレージュ」と「フロストホワイト」の2種類です。どちらも洗練されたおしゃれなカラーでキッチンになじんでくれますよ。お好みやお部屋の雰囲気で選ぶといいですね。
『GR-V510FZS』は、新しく「おいしさ密封 急冷凍」が搭載されました。食材のおいしさを損なうことなく急速冷凍できます。その速さは通常冷凍と比べて何と約7倍!食材の温度変化を抑制する「おいしさ持続 上質冷凍」も新搭載されています。ホームフリージングをよくされる方には、魅力的な機能ですね。
また、前モデルではチルド室と野菜室にしか採用されていなかった「W-UV除菌」が冷蔵室にも採用されました。今まで以上に清潔に使用できますね。
便利な機能として好評の「音声アナウンス」に、新しくサポート機能も追加されましたよ。
「もっと潤う摘みたて野菜室」や「氷結晶チルド」などの前モデルでの魅力的な機能もしっかりと継承されています。
2023年『GR-V510FZS』と前年『GR-U510FZS』の商品スペック比較
『GR-V510FZS』と『GR-U510FZS』の商品スペックを比較してみました。
スペック比較表
GR-V510FZS NEW | GR-U510FZS | ||||
発売 | 2023年 3月 | 2022年 6月 | |||
市場価格(2023年1月末) | 404,800円 | 約28万円 | |||
カラーラインナップ | 2色 (TH)フロストグレージュ (TW)フロストホワイト |
2色 (TH)フロストグレージュ (TW)フロストホワイト |
|||
ドア材質 | ガラスドア | ガラスドア | |||
ドアタイプ | フレンチドア 6ドア |
フレンチドア 6ドア |
|||
定格内容積 | 507L | 507L | |||
野 菜 室 | 112L | 112L | |||
製 氷 室 | 20L | 20L | |||
冷 凍 室 | 118L | 118L | |||
幅×高さ×奥行き mm |
650x1833x699 (脚カバー含む:702) |
650x1833x699 (脚カバー含む:702) |
|||
質量 | 120kg | 121kg | |||
年間消費電力量 (50Hz/60Hz) |
245kWh/年 | 245kWh/年 | |||
年間電気代 (50Hz/60Hz) (27円/kWh) |
6615円 | 6615円 |
サイズと容量
本体サイズは全く同じですが、質量にわずかな違いがあります。『GR-V510FZS』の方が1キロ軽くなっていますね。容量も変わりなく、同じになります。
年間電気使用量
年間電気使用量は変化ありません。両モデルとも節電機能が搭載されていますよ。
2023年『GR-V510FZS』と前年『GR-U510FZS』の機能比較
次に、『GR-V510FZS』と『GR-U510FZS』の機能を比較してみました。
新旧の機能比較表
表内の赤文字が、機能で変わった箇所です。
GR-V510FZS NEW | GR-U510FZS | ||
冷却方式 | |||
新鮮ツイン冷却システム (うるおい冷却器+パワフル冷却器) |
〇 | 〇 | |
冷蔵室 | |||
うるおい冷蔵室 | うるおい冷蔵室 | うるおい冷蔵室 | |
タッチオープン | 〇 | 〇 | |
シーリングブライト照明/ フロントブライト照明(LED) |
〇 | 〇 | |
フリードアポケット | 〇 | 〇 | |
自在ドアポケット | 〇 | 〇 | |
卵収納 | 〇 | 〇 | |
ダブルボトルポケット | 〇 | 〇 | |
チューブスタンド付きドアポケット | 〇 | 〇 | |
チルドルーム(2段式) | 〇 | 〇 | |
チルドルーム
|
氷結晶チルドモード | 〇 | 〇 |
速鮮チルドモード | 〇 | 〇 | |
解凍モード | 〇 | 〇 | |
全段ガラス棚 | 〇 | 〇 | |
2アクション棚(プラス1段) | 〇 | 〇 | |
フリーケース | 〇 | 〇 | |
浄水フィルター付給水タンク | 〇 | 〇 | |
野菜室 | |||
野菜室がまんなか | 〇 | 〇 | |
ミストチャージユニット | 〇 | 〇 | |
もっと潤う 摘みたて野菜室 | 〇 | 〇 | |
使い切り野菜BOX | 〇 | 〇 | |
おそうじ口 | 〇 | 〇 | |
ボトルコーナー | 〇 | 〇 | |
製氷室 | |||
かってに氷 | 〇 | 〇 | |
一気製氷 | 〇 | 〇 | |
洗える給水経路 | 〇 | 〇 | |
Ag+抗菌製氷皿 | 〇 | 〇 | |
冷凍機能 | |||
冷凍室上段
|
おいしさ密封急冷凍 | 野菜そのまま冷凍 | |
おいしさ持続上質冷凍 | 野菜冷凍ドライ | ||
おしらせ冷却 | 一気冷凍 | ||
冷凍室 | |||
オートパワフル冷凍 (可変プレクール) |
〇 | 〇 | |
仕切り板付き収納ケース | 〇 | 〇 | |
その他の様々な機能 | |||
スピーカー搭載
|
Bluetooth®*対応 | 〇 | 〇 |
音声アナウンス | 〇(機能追加) | 〇 | |
IoLIFE(無線LAN接続) | 〇 | 〇 | |
かってにエコ | 〇 | 〇 | |
ガラスドア | 〇 | 〇 | |
除菌・脱臭 | Ag+マルチバイオ脱臭 | Ag+セラミック光触媒 | |
W-UV除菌 | 〇 ・冷蔵室上段 ・チルドルーム ・野菜室スライドケース |
〇 ・チルドルーム ・野菜室スライドケース |
|
抗菌ハンドル | ー | 〇 | |
らくらくオープン (野菜室・冷凍室下段) |
〇 | 〇 | |
半ドアアラーム | 〇 | 〇 | |
新鮮ツイン冷却システム | 〇 | 〇 | |
マジック大容量(断熱構造) | 〇 | 〇 | |
DSP制御 | 〇 | 〇 | |
ecoモード | 〇 | 〇 | |
自動節電機能 | 〇 | 〇 |
2023年『GR-V510FZS』新機能
『GR-V510FZS』には、新しい機能が搭載されています。詳しく説明しますね。
「おいしさ密封 急冷凍」「おいしさ持続 上質冷凍」を新搭載
「おいしさ 密封急冷凍」では、吹き出し口からの強力冷気とトレイの下の冷気を循環させることで、上下から効率的に冷凍します。その結果、野菜はくっつくことなく冷凍できますし、食パンもパサパサになりません。
業務用レベルで急速に冷凍するから食材のおいしさを保ってくれます。
また、「おいしさ持続 上質冷凍」は、食材に冷気が直接当たらないので、安定した温度で冷やせます。霜がつきにくくなりますよ。お取り寄せグルメや高級食材などにおすすめです。
「W-UV除菌」の採用。一方、抗菌ハンドルはドロップ
前モデルでは、「W-UV除菌」は、チルド室と野菜室のみの搭載でした。今回『GR-V510FZS』は、新たに冷蔵室にも搭載されています。さらに「Ag+マルチバイオ脱臭」も採用され、冷蔵庫内をより清潔に保ってくれますよ。
一方、前モデルに採用されていた抗菌ハンドルはドロップされています。
「音声アナウンススピーカー」の機能追加
「音声アナウンススピーカー」は、スマートフォンなどに接続することで、音楽が聴けたり、使い方のサポートや製氷皿のお手入れ方法を音声でアナウンスしたりする機能です。
ただアラームがなるだけでなく、「声」でお知らせしてくれるので、冷蔵庫の状態が分かりやすいですね。
今回、『GR-V510FZS』では、習い事やごみの日など、曜日ごとの予定をお知らせしたり、冷蔵庫以外の家電の状況をお知らせしたりしてくれる機能が追加されました。
例えば、「本日は資源ごみの日です」や「洗濯機の運転が終了しました」などのお知らせです。日常生活がより便利になりますね。
継続機能
次に継続機能を紹介します。
もっと潤う摘みたて野菜室
「もっと潤う摘みたて野菜室」では、約10日間も野菜の鮮度を保ちます。その秘訣は、特許技術であるミストチャージユニット。うるおいたっぷりの冷気を1日20回以上も送り込み、野菜劣化の原因となるエチレンガスを分解してくれます。
また、使いかけの野菜をそのまま入れることができる「使い切り野菜BOX」もあります。使いかけでもラップをする必要はありません。BOXは抗菌仕様なので、安心して使用できますよ。
また、「W-UV除菌」搭載で野菜室を広い範囲で除菌、野菜表面に付いた菌の繁殖抑制にも効果的です。
いつでも清潔で摘みたてのような野菜を食べられるのは嬉しいですね。一回で使い切れなくても、新鮮なまま保存できるので、野菜を無駄にすることもなくなりますよ。
うるおい冷蔵室
うるおい冷蔵室は、庫内全体が約2℃とチルドルームのような低温に設定できます。お肉や魚などの生鮮食品を冷蔵室のどこに置いても保存できます。チルドルームに入りきらない!という心配もなく、生鮮食品を買えますね。
湿度を高く保てるため、サラダやケーキなどラップなしでも保存可能です。もちろん、風味も食感も劣ることはありません。ラップがいらないので節約にもなりますね。
また、冷蔵室の天井に「W-UV除菌」が採用されているため、菌の繁殖をおさえてくれます。さらに「Ag+マルチバイオ脱臭」でも冷気を除菌、脱臭してくれるので、冷蔵庫内はいつでも清潔。毎日気持ちよく食品が保存できますね。
氷結晶チルド
氷結晶チルドでは、凍らせないで保存するので、おいしさがそのままです。その秘密は、うるおいを含む冷気から得た水分を急速に冷やして、氷の膜を食材の表面に作っているからです。まるで氷のラップですね。
東芝独自の技術で、お肉やお刺身の長期保存も可能となりました。安い日にまとめ買いをしても安心ですね。
また、「速鮮チルドモード」と「解凍モード」の使い分けできる2つのモードがあります。「速鮮チルドモード」では、食材の芯まで一気にスピード冷却するため、鮮度が落ちるのを防いでくれますよ。
「解凍モード」では、冷凍した食材を簡単に包丁で切れる状態にしてくれます。料理の時短にもなり、便利ですね。
無線LAN接続(IoLIFEアプリ)
東芝が提供するIoLIFEアプリはとても便利です。
冷蔵庫とスマートフォンを無線LANで接続すると、スマートフォンから様々な操作ができるようになります。例えば、AIが冷蔵庫の使用パターンを学習し、家庭ごとに最適な運転プランを作成、省エネ運転を実現します。
また、レシピ検索機能や運転状況の確認、操作設定変更などもすべてスマートフォンでできます。
食材リストを更新しておくと、冷蔵庫にある食材を使ってつくれるレシピも提案してくれますよ。毎日の献立に悩んでいる方には、とても助かる機能ですね。
タッチオープンドア
触れるだけでドアの開閉ができるタッチオープン搭載です。ドアの開閉がラクになりますね。両手がふさがっていても、簡単に開けることができるのは便利ですね。
まとめ
東芝 冷凍冷蔵庫は、『うるおい冷蔵室』や『氷結晶チルド』などの機能が魅力的な冷蔵庫です。
当記事では、フラッグシップモデルの新旧の違いを解説してきました。前年モデルからの変更点は下記の3点でしたね。
- 「おいしさ密封 急冷凍」「おいしさ持続 上質冷凍」を新搭載
- 「W-UV除菌」の採用。一方、抗菌ハンドルはドロップ
- 「音声アナウンススピーカー」の機能追加
65cm幅モデルは、この他にハイスペックモデルの『FZシリーズ』も2月にモデルチェンジをします。
新モデルは機能アップでさらに魅力を増していますが、基本機能で大きく違わない2022年モデルは価格面で魅力が高まっているタイミングです。
新旧モデルの機能と使い勝手をしっかり確認して、お値打ちに購入できると良いですね!
本記事が、魅力的な冷蔵庫選びのお役に立てば幸いです。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。