2023年6月に東芝の最高級炊飯器 真空圧力IH『炎匠炊き』が2023年型RC-10ZWVにモデルチェンジしました。
2022年型RC-10ZWTから何が変わったのか?進化の具合が気になるところです。
そこで、2022年型RC-10ZWTから2023年型RC-10ZWVへの、仕様やスペックの変化を纏めてみました。
東芝真空圧力IH炊飯器の購入を検討されている方の、参考になれば幸いです。
※本ページはプロモーションが含まれています
2023年モデル、東芝RC-10ZWVとは
2023年モデルの東芝RC-10ZWVは、2023年6月に発売予定の東芝炊飯器のフラッグシップモデルです。
2022年のモデルチェンジでデザインを一新していたので、2023年のモデルチェンジはかたちの変わらないマイナーチェンジです。
東芝独自の「真空ひたし」や、水にこだわった炊き分けなど、ユニークな炊飯機能を進化継続させた炊飯器として登場しています。
東芝独自の真空技術
真空ひたし
2016年12月にアメトーク!家電芸人で、土田晃之さんから紹介された東芝の特徴技術で、最新モデルでも継承されています。
炊飯前に内釜の圧力を真空にして、圧力差でお米にしっかりと水分を給水させる機能です。
これにより、おこめのないぶまでしっかり熱が伝わりα化が促進されて、甘みのあるごはんが炊き上がります。
真空保温
東芝独自の真空技術を活かして、真空で保温も行ってくれます。
水にこだわった特徴機能
日本の水の硬度は地域ごとに異なっており、水の硬度により炊き上がりにも違いが出てしまい、例えば、硬度が高いとカルシウムなどでお米の給水が阻害され、パサパサし甘みの少ないごはんになりがちとの事。
東芝炊飯器のプレミアムモデルRC-10ZWVには、地域ごとに合わせた水の硬度を選べるようになっており、その硬度に合わせて炊飯プログラムが調整される機能が搭載されています。(2022年モデルRC-10ZWTにも搭載)
大火力と熱対流
1420Wの大火力で炊飯できる『外回りコイル』と『内回りコイル』で、お米の噴き上げ回転対流の方向を切り替え。
内釜全体を高温で均一に加熱する事で、一粒一粒がふっくらと粒立ってくれます。
2023年モデルRC-10ZWV(新)は、何が変わった?
スペック比較表
2022年モデルになってスペック面では何が変わったのか?表で比較してみます。
(引用 東芝機種HP)
2023年モデル 東芝 RC-10ZWV(新) |
2022年モデル 東芝 RC-10ZWT(前) |
|
発売 | 2023年6月 | 2022年4月 |
外観 | ||
カラー | グランブラック グランホワイト |
グランブラック グランホワイト |
最大炊飯容量 | 1.0L(約5.5合) | 1.0L(約5.5合) |
炊き技 | 炎匠炊き | 炎匠炊き |
内釜 | 鍛造かまど銅釜 釜底厚さ7mm |
鍛造かまど銅釜 釜底厚さ7mm |
コーティング外面 |
備長炭入り遠赤外線コート | 備長炭入り遠赤外線コート |
コーティング内面 | ダイヤモンドチタンコート | ダイヤモンドチタンコート |
気圧コントロール | ・真空 0.5~(保温時0.6) ・圧力 1.2気圧(圧力可変) |
・真空 0.5~(保温時0.6) ・圧力 1.2気圧(圧力可変) |
浸し | 真空ひたし | 真空ひたし |
保温時間 | 真空保温 白米40時間 (エコ炊飯・玄米・白米混合・ 麦ご飯・雑穀米 保温12時間) |
真空保温 白米40時間 (エコ炊飯・玄米・白米混合・ 麦ご飯・雑穀米 保温12時間) |
消費電力 | 1420W | 1420W |
1回あたりの 炊飯時消費電力量 (Wh) |
182.9(エコ炊飯) 192.1(かまど名人 おすすめ) |
172.2(エコ炊飯) 185.2(かまど名人 おすすめ) |
1時間当たりの 保温時消費電力量 (Wh) |
14.3(エコ炊飯) | 15.9(エコ炊飯) |
年間消費電力量 |
91.1kWh/年 区分:B | 89.2kWh/年 区分:B |
炊飯コース/時間 |
おすすめ炊飯コース |
おすすめ炊飯コース |
外形寸法: 幅×奥行×高さ (mm) |
253×328×246 (ふた開時 高さ:441) |
253×328×246 (ふた開時 高さ:441) |
本体質量(kg) | 約6.3 | 約6.3 |
モノ比較
外形形状・カラーは同じ。蓋開閉ボタンの色が変化。
2023年モデルRC-10ZWVは、2022年モデルRC-10ZWTと基本の形は同じで変わりはありません。
カラーも『グランブラック』・『グランホワイト』共に、ふた開閉のボタンの色が変わってモノトーンになってスッキリしています。
操作スイッチは、カラータッチ液晶に集約されており、本体カラーに合わせて、黒バックと白バックから選べるようになっている点も、2022年から変わりありません。
外形寸法、重量は同じ
新型の2023年『RC-10ZWV』は前年モデル『RC-10ZWT』から、本体サイズ・質量に変化は有りません。
内釜形状は同じで、名称レタリングが変化(変更点その1)
内釜の形状は、2022年モデルから変わりはありませんが、名称レタリングが変わっています。
東芝独自の工夫が詰まった内釜です。
スペックの変わった点
東芝独自の炊飯時気圧コントロール真空0.5気圧や、炊飯時1.2気圧に変わりは無く、消費電力も1,420Wで同じですが、炊飯時と保温時の消費電力が変わっています。
炊飯時消費電力が変化(変更点その2)
1回あたりの炊飯時消費電力量(Wh)が・・・
2023年モデルRC-10ZWVは、
- 「エコ炊飯」が 182.9Whへ、10.7Whアップ。(2022年RC-10ZWTは172.2Wh)
- 「おすすめ炊飯」が 192.1Wh(かまど名人 おすすめ)へ、6.9Whアップ。(2022年RC-10ZWTは185.2Wh)
しています。
大きくは変わっていないものの、炊飯プログラムがアップデートされた事で、炊飯時消費電力量(Wh)が変わったものと想像されます。
保温時消費電力が変化(変更点その3)
1時間当たりの保温時消費電力量は、14.3Wh(エコ炊飯)(新)へ、2022年の15.9Wh(エコ炊飯)(前)から0.8Whダウンしています。
炊飯時の消費電力が増えたものの、保温時の消費電力は減っているので、電力消費については、一長一短といったところですね。
年間消費電力量が変化(変更点その4)
炊飯時消費電力量と保温時消費電力量が変わった事により、年間消費電力量も91.1kWh/年へ、1.9kWh増えた様です。
電気料金に換算すると、年間で1.9×31円/h=58円程度なので、ほぼ影響はありません。
2023年 RC-10ZWVと2022年 RC-10ZWTの機能を比較。違いは4つ!
次に、機能についても比較表で違いを確認してみましょう。
2023年モデル 東芝 RC-10ZWV(新) |
2022年モデル 東芝 RC-10ZWT(前) |
|
発売 | 2023年6月 | 2022年4月 |
炊き技 | 炎匠炊き | 炎匠炊き |
ひたし機能 | ||
真空ひたし | ●(ひたしプラス) | ● |
炊飯メニュー(抜粋) | ||
炊飯コース/ 白米・無洗米 |
おすすめ炊飯コース 早炊きコース:そくうま/早炊き その他のコース:
|
早炊きコース:早炊き その他のコース:
|
炊飯コース/ その他 |
白米玄米混合(割合): 玄米: 麦ご飯/雑穀米: |
玄米: 麦ご飯/雑穀米: |
使い易さ(抜粋) | ||
タッチパネル | ● | 大型液晶タッチパネル |
表示部 | 4.3インチカラータッチ液晶 | バックライト液晶(カラー) |
煮沸クリーニング | 10分/30分/60分 | 10分/30分/60分 |
炊飯メニューに、『そくうま』や『冷凍ごはんモード』などの違いがみられます。
『ひたしプラス』の追加
2023年 RC-10ZWVでは『ひたしプラス』機能が加わって、炊飯開始前に『真空ひたし』が任意の時間で行えるようになっています。
炊飯プログラム開始前に、『真空ひたし』を行う事で甘みもアップ!
ひたしにこだわって東芝炊飯器を選ぶのであれば、お好みのひたし時間が選べるメリットで、さらに美味しく炊ける様になっています。
次に取説から、機能の違いを確認してましょう。
炊飯コースの変更点は3つ
白米・無洗米の既存の炊飯コースのメニュー・炊飯時間の目安に変化はありません。違いは以下の3点です。
2023年 RC-10ZWV 早炊きコースに『そくうま』が追加!
2022年モデルでは、時短炊飯は『早炊き』の16分~27分(炊飯容量0.5~4合)のみでしたが・・・
2023年 RC-10ZWVでは『そくうま』が加わりました。
23~30分の炊飯時間で炊飯容量0.5~5.5合まで、炊くことができる様になり、時短炊飯の幅が増えました。(『早炊き』は16~27分の炊飯時間で炊飯容量0.5~4合)
2023年 RC-10ZWVに『冷凍ごはんコース』の追加!
2023年 RC-10ZWVでは、2022年モデルには無かった『冷凍ごはんモード』が加わりました。
炊飯時間は55~65分・炊飯容量0.5~5.5合までと、『お弁当』コースと同じ炊飯時間です。
2023年 RC-10ZWV 炊飯コース/玄米が『そくうま』に変更!
2023年 RC-10ZWVでは時短炊飯モードが『そくうま』に変わりました。(2022年モデルでは『早炊き』)
『そくうま』の炊飯時間は55分~65分と、2022年『早炊き』の50~60分よりも5分長くなっています。
2022年モデルRC-10ZWTの口コミ
東芝炊飯器プレミアムモデル『RC-10ZWT』の口コミをまとめてみました。 (前々型RC-10WXPを含みます)
口コミを確認してみると、RC-10ZWTの口コミは意外に少ないものの、美味しく炊けて保温できるとのコメントが見受けられました。
また、ネガティブなコメントは、初期不良のみで、美味しくないとのコメントは見当たらなかったのも特徴かと思いました。
前々のプレミアムモデルRC-10ZWPの口コミは良い評価が沢山あったので、口コミのまとめには機能が継承されているRC-10ZWPも含めています。
まとめ
2023年モデルRC-10ZWV(新)は、2022年モデルRC-10ZWPのマイナーチェンジモデルとして、『真空ひたし』と『冷凍ごはんコース』の追加などの小変更で登場しました。
2022年モデルのRC-10ZWTから熟成の商品力強化なので、その満足度にも向上が期待できます。
販売価格面では、2023年モデルRC-10ZWVの発表で、2022年モデルRC-10ZWTの価格が最安圏にあります。
プレミアムモデルで価格も高いので、この切り替えタイミングは、お手頃価格で購入できるチャンスです。
本記事が、東芝真空圧力IH炊飯器『火炎炊き』ご検討中の方の参考情報となれば幸いです。
最後までお読み下さりありがとうございました。